旅行

イデオロギーへの先入観

あたかも自由主義、民主主義でなければ発展できないかのような錯覚をしていたが、はて、米国を溺愛する自由経済、民主主義国家のフィリピンよりもベトナムのほうが治安は良いし、貧困格差は少ないし、経済的にも勢いがある。さらに言えば国民も健康的生活を…

ホーチミン風景

フランス統治の名残で教会もある。 蓮の実だって食う。 犬だって人の助けが必要なときもある。 夜のサイゴン川は汚泥のような色が闇に紛れ美しい。

fell in love

嗚呼、こんな店があるなんて。 コンセプトとしては、美味しくて安い屋台をひとつの場所に集め、清潔で趣のある佇まいの中で食事できるというもの。外国人観光客も、初々しいカップルも、現地の家族も食べに来る。 ありとあらゆる屋台が集まっているからメニ…

goods

ベトナムヘルシー

ベトナムではたまたまヘルシーな料理が根付いたわけではない。 昔から総じて健康志向なのだ。腹が出ているのはベトナム人としては恥ずべき醜態らしい。人口第一のホーチミンの中心地にも公園があり、周辺では多くの人が汗を流す。 バトミントンの羽のような…

ベト佛

日本の仏教の読経は荘厳で重みがある。 対してベトナムの仏教における読経はうねる様な旋律を伴ったものだった。しかも気のせいか、皆が同じものを同時詠唱しているのではなく、多少異なるものを重唱しているように聞こえる。高い声、低い声、皆一様ではなく…

ベトぬいぐるみ

なんだか知らんが、いろんな種類の縫いぐるみを見かける。華やかな色彩のものから、古色の出た布切れなんぞをつかった味わいのあるものまで多種多様。今までは視界に入っても気に留めない類のものだったが、最近は気になる。 噛み心地はどうだろうか。丈夫に…

印度初訪問の印象

印度の印象は混沌でも貧困でもなく、個性ある文化と美食とピンからキリまでの層の厚さ。懐が深い。そして印度は一国と見るにはあまりにも多様だ。是非休暇で再訪したいものだ。 アーユルベーダを試せなかった エローラ、アジャンターなどの近隣の名所にすら…

印度の仏教寺院

ムンバイにも日式仏教寺院があるというので案内してもらった。建物の外観があまりにも印度風なので騙されたと思ったが、看板を見ると日本山妙法寺とある。 法華経寺院のようだ。なんだか印度の文字を読めた気分になる。 仏様はどこか南国な装いで賑やかな華…

印度飯

殆ど連日、ホテル内のレストランで3000円以上の食事をしていたので、一般の印度の食事の参考にはならないのかもしれない。しかし初日の夜の正統派なカレーやマサラ、タンドーリの類は非常に満足した。いままで食べたインドカレーの中で一番美味い。本場のほ…

印度人

素敵すぎる髭の兄貴。 怒るとこんな感じになるのだろうか。印度博物館で見つけた日本の面。 こちらも趣は異なるが良い感じ。テーブルナプキンを頭に載せたような。。。などと言ったら叱られますな。写真を撮らせてくれと言うと、帽子を被りなおし、髭を整え…

カースト

ムンバイは数年前にアカデミー作品賞を獲ったスラムドッグミリオネアの舞台でもある。 こちらは洗濯だけを生業とするカーストの住む地域。バラモン教から発展したヒンドゥー教では2000以上ものカーストに細分され、カーストに対し職があてがわれている。王様…

ガンジー記念館

ネルソンマンデラに恵まれた南アフリカの幸運。 マハトマガンジーに恵まれた印度の幸運。 坂本竜馬に恵まれた日本の幸運とでも言うべきかね。安部、福田、麻生、鳩山を得た不幸の国でもあるが。 マハトマガンジーの名言集を衝動買してしまった。 妻を看取る…

ムンバイダイブ

ムンバイきっての観光地は印度門。英国のアルバートだかの訪印を記念して造られたらしい。別に門の上に上れるわけでも、門としてくぐれるわけでもない巨大な置物にしか過ぎないのではあるが。 そして印度門のすぐ脇にはかの有名なタージマハルホテルが建つ。…

アムステルダム

ほんの一泊だけマニラへの乗り換えの為に立ち寄った。夜の9時近くに部屋の小さなホテルに着き、そこから夕食を求めて町をさまよい歩く。アムステルダムと言えばまず頭に浮かぶのはコーヒーショップと呼ばれる大麻を合法的に提供してくれるカフェ。看板に明…

ルーマニアともお別れ

ブカレスト空港につけば友人が迎えに来てくれ、酒を飲んだ後に中央駅まで送ってもらい、コンスタンツァに着けばここにも友人が迎えに来てくれて泊めてもらう家まで連れて行ってくれた。帰りも同様に中央駅に迎えに来てくれては食事の後にホテルまで送ってく…

レンブラントホテル

いちいち泊まった全てのホテルのことなど書くつもりはない。しかしたまに書かずにはいられないホテルというのもあるもので。ブカレストのテラスカフェとパリを髣髴とさせる優美な建物がまだ残る一角のほぼ中心にこのホテル「Rembrandt」はある。ちなみに真横…

チョルバの王様 ビールの王様

ルーマニア最後の晩餐に、ニクが依然住んでいた家の近くのお気に入りのレストランに連れて行ってくれた。小生の好みを知ってのチョイスらしい。しかもブラショフ出身の友人ダニエラも駆けつけてくれた。彼女はブリュッセル出張があった際にもわざわざルーマ…

ボスの息子と再会

朝にホテルに迎えに来てくれた。すっかり逞しくなっていて驚いた。身長も伸び、体つきもがっしりとしたが目つきと喋り方には昔の面影が十分に残る。 今はブカレストの大学院生をしており、7月に卒業を控えて修士論文の追い込み時期だそうだ。勉強の好きなタ…

ルーマニア

ウクライナの国旗は空の青に黄金色に実る豊穣の大地の黄色。でもそれはウクライナに限った話ではない。 車窓から眺めるルーマニアの平原は美しい。 真向かいに座っている老人はどんな人生を送ってきたのだろうか。年は70歳だろうか。80歳だろうか。 第二次世…

コンスタンツァ港

コンスタンツァはロッテルダム、アントワープ、マルセイユに続いてヨーロッパで4番目に大きな港であるらしい。20世紀初頭に大きく発展し中欧東欧の主要な貿易港であったらしい。 遺跡廃墟好きにはたまらない被写体を提供してくれる。この無骨さが良い。生憎…

友の顔

ルーマニアの友人が好きだ。色々と話を聞けばけして経済状態も生活も楽なわけではない。しかし底抜けに明るい。見習いたいと常々思う。2001年当時と変わらず、飲みに連れ出してくれて、なんでも冗談のネタにして笑い飛ばしながら過ごす。皆よく喋る。この雰…

トミス

ルーマニア食

ルーマニアといえばチョルバ。クリームスープ、ボルシュ入りの酸味のあるスープなど多種多様なスープがある。 挽肉を葡萄の葉で包んで煮込んだサラマーレも美味い。ルーマニア人の多くが伝統的なルーマニア料理だと信じているが、トルコ語で包むという意味な…

ディアスポラ

アディはチェコのプラハで働いている。 ルイザはイギリスのロンドンで働いている。 マリアはスイスのジュネーブで働いている。 ターニャはイギリス領チャネル島で働いている。 ロクサーナはオーストリアのウィーンで働いている。 それ以外にも多くがコンスタ…

日曜の団欒

朝、裏庭で皆で朝食を食べる。食後に土産を渡した。 母には家紋をあしらった粋な小手拭いを。 父には懐中時計を。 デリアにはティアドロップ型の南洋黒真珠のペンダントと淡水真珠のブレスレット&ピアスを皮の宝石箱に入れて。 シュテファンには玩具の鎧と…

シュテファン

新幹線への鉄道軌道変更修理の為だとかで昔は2時間半しかかからなかったブカレストからコンスタンツァへの列車が4時間半もかかる。彼是3年近く工事しているらしい。23時半にようやくコンスタンツァに着くと、プラットホームにはシュテファンが迎えにきてくれ…

8年ぶりルーマニア

折角ポーランドまで出張できたのだから延長してルーマニアの友人の顔を見て帰る予定を組んだ。大層、大層、言葉にならぬほど世話になった友人。人生の中でも最もインパクトのある期間であろう半年間を共に過ごした友人である。空港にはニコラエが迎えにきて…

琥珀再び

リトアニア、ラトビアの琥珀は樹種:パイナス・スッシニフェラという松科針葉樹の樹液と目されており古第三紀新世後期 約4,000万年前まで遡ると言う。古くからバルト海沿岸の琥珀は珍重され、AmberRootと呼ばれる絹の道ならぬ琥珀の道と呼ばれる貿易路すら存…

ラトビア料理

ラトビア、エストニアの料理はバルト海の魚も新鮮で味付けも軽く美味い。 でもやはり肉も美味い。 いやあ、美味い。