お買い物

週末、SMという大きなスーパーで多額の買い物をした。日本でならカタログを持ち帰って仕様を食い入るように眺め、ひとつひとつ吟味して買うのだろう。しかしこちらでは気の利いたカタログなど無いし、価格コムのようなサイトがどこにあるかもわからない。直感と見た目の印象で適当に決めてしまった。日本以上に高い買い物を、えいやと決めてしまうのだから店員からしたらさぞ金持ちに映るに違いない。実際はわからないし、切羽詰っているだけなのだけれども。

TV 32インチ&シアターセット 72,000Php
冷蔵庫   Sharp       15,000Php
洗濯乾燥機 Electroux     52,000Php
水置き   Chiller      6,400Php
ミキサー  Philips      2,400Php

冷蔵庫はElectrouxのものが24,000Phpもして、そちらのほうを強く勧められたが大差ないだろう。安いものだが日本のメーカーにしてバランスを図る。洗濯乾燥機はスタートを押すだけで乾燥までしてくれる手軽さを優先。日本のものと同等の性能を発揮してくれるだろうか。ちなみにミキサーはブレンダーと言わないと通じなかった。家電製品は日本製品のものが安心、海外のものはすぐ壊れるという印象があるがそれは日本製品への過信とおごりだろうか。日本の名前がついているだけで多少値段の安い品でも大丈夫だと妄信する。これがブランドというものなのだな。


何が欲しいかと店員に伝えてから会計を済ませて店を出るまでなんと1時間もかかった。それにしても客の数より遥かに店員の数が多い。1人1人がプロセスを理解していない。確認が多すぎ。4,5人に住所を聞かれた。なぜ、情報を店員間で共有できないのか。

ちなみにSMは売り子を半年で例外なくクビにするらしい。正社員登用せず、社会保険料負担等を避けるためらしい。正社員にしてしまうと容易にクビにできないし組合などの面倒もある。結果、半年以上の職務経験のある売り子がいない為、いつまでたっても効率は悪い。優秀な少数の多能工を育てて効率的に運営するという概念はないようだ。

写真は再度マニラ湾から