総合職 専門職

なんか飽きた。豪州。買い物しても購買意欲そそる物も無し。マニラのマンゴーが恋しい。

コンサルテーションは無事終了。営業ファイナンス出身者を加えたチーム編成が功を奏して、なかなか感謝される内容だった。そう感ずる。

自分はというとコンサルというよりは、自分が勉強しに来た様なもので付加価値を生み出せたようには思わない。

勤め先の会社は2,3年毎に職務が変わるジョブローテーション制とやらを布いているので、数年したら新しい職務に付く。自分にとっての内部監査がそれだ。役職や年次がどれだけあろうと、その分野の実務経験が無い限り有効な助言をするのは難しい。いつもそうなのだが、最初はわからないことが多すぎて、仕事ができないことが不快で、焦燥感や切迫感から必死になって学んでいく。そしてようやく職務内容がわかってきて自分でストレスなくコントロールできるようになる頃にはまた次の職場へと移ることになる。ゼネラリスト養成所だ。でもそれはとってもストレスの溜まることでもある。

自分は狭い領域のひとつのことをチマチマと細に入りて高みを目指して試行錯誤し、その出来栄えに誰の評価を気にすることもなく自らの価値観で満足して悦に入ることのほうが好きなのではないかと時々思う。いつも職人の世界に憧れている。数奇屋橋次郎の爺様が延々50年も60年も寿司を握ってきたなんて話のほうが感銘を受ける。物理的に広範囲に亘って手を広げていくよりも、物理的に限定された範囲内で如何に精神的に内に展開していけることのほうが素晴らしいと思うのだ。

怠け者なだけなのか。志向の違いなのか。わかりませんな。