冷房と財閥とこの国のアンバランス

寒い。オフィスが寒い。ショッピングモールもレストランも室内は大抵寒い。

こんな常夏の国なのに、半袖だと体調を壊すぐらいキンキンにどこも冷えている。長袖カーディガンが必要。調子に乗って室内のレストランでマンゴーシェイクを飲んだ日には腹がキュルキュルしよる。

日本にいるフィリピン人社員が春秋の少し寒いくらいの日でも平気で半袖薄着でいられるのが不思議だったがなんてことない。本国でこんな冷房漬けの生活をしているから、単に私達より寒さに強いだけのことだ。

貧困に喘いでいるというのに、そこらじゅう冷房を効かせるわ、ガソリンがリッター125円もするのに道はいつも車で渋滞して空気は悪いわ。冷房を弱めろ。車の替わりに自転車や電車などの公共交通機関を整備しろ。その金は本当に必要な使い道なのか。何かバランスが悪いね。

フィリピンの電気代は日本よりも高い。電気事業を独占しているのはメラルコ有するロペス財閥。効率改善することもなく送電ロスも消費者にお構いなく転嫁しているのは有名な話。そしてその金はRockwellに投資され、外資系社員が高い賃金を払ってRockwellに入居することでさらに潤う。あいたたた。いろいろ掘ると財閥が儲かる仕組みが至る所に張り巡らされている。。。