20世紀少年

3部作の第1部だそうだ。2部と3部をフィリピンで見ることはできないだろうから、1部だけ見ることへの迷いはあったが他に適当な映画がないので嫁さんと見てきた。

実写は大抵期待はずれに終わるけれども、20世紀少年はかなり出来が良かったのじゃないだろうか。原作を読んでも複雑な話なので始めてみる人に劇場版が解り良いのかはわからない。ただ、原作を知っている人には意外と忠実な作りに満足がいく仕上がりかもしれない。CGもしっかりとしていて映像の荒さに興醒めするということもなかった。

ケンヂ、ドンキー、オッチョ、子供の頃のヤン坊マー坊あたりはかなり適役だと思う。黒木瞳も雰囲気は合う。しいて言うならユキジがイメージと違う。単に女優として常盤貴子があまり好きじゃないからかもしれないが。

展開がわかってしまっているとワクワク感は削がれるのは仕方がないか。ストーリーで魅せるヒューマンドラマは良いが、舞台スケールの大きな映画はイマイチな印象の強かった日本の邦画も大分、見応えのある作品が出てきたと感じた。