運転手さん

火曜から両親がマニラに滞在している。一番の関門である、国際空港第二ターミナルで名前の載ったカードを持って両親をみつけ、無事連れてくるということはできた。指示通りの時間に空港への送迎ができれば、最低ラインは確保できた感じ。

でも依然として意思の疎通は難しい。今日は自分のナンバープレートの末尾が5なのでマカティ内には入れないことになっている。交通渋滞を緩和するための措置だ。しかし日中は大丈夫だと言うドライバーさんの言を信じて中を突っ切ったら案の定つかまってしまった。どうやら罰金を取られたか、チップを渡して逃れたか。ただし彼は自分のミスだと感じているらしく、何も請求してこない。

細かい情報交換といったことはやはりできない。時折、とても不安になる。何か緊急事態があっても困る。

今日、運転席の脇に緑の瓶が置かれていてドキリとした。ハイネケンか何かのビール瓶に見えたからだ。待機中や勤務前に酒を呷る運転手の話を聞いていたのでまさかと思った。契約書にも勤務前、勤務中の飲酒は厳禁、違反は解雇に繋がると明記しておいた。見逃すのも悪い前例を作ることになるし、指摘するのも気持ちの良い物でもない。不安になりながらも帰り際に確認するとMountainDewというソフトドリンクだったので胸を撫で下ろした。

長所
遅刻無し。いつも10分前に来て待機している。
真面目。言うことは素直に聞く。
信用が有る。妹が同僚の家で家政婦をしている。奥さんも知っている。
子供が四人おり、40代後半。無用な欲目を出す感じではない。
安全運転。遅いぐらい。時速60km以上出さない。
道を知っている。近道や裏道も知っている。

欠点
英語があまり通じない
テキストを送っても確認のテキストを返さない

こう書いてみると、重要な用件は殆ど満たしている。下手に英語の喋れる人に替えて遅刻が多かったり、信用がなかったりするとそのほうが困るようにも思う。どうしたもんだか。