新しい運転手さん

同じコンドミニアムに住む友人の運転手さんの紹介で新しい運転手を雇った。

こうも異なるものか。優秀な人は見ていて好感が持てる。

  • 写真つきの履歴書を持参してきた。
  • 日本人の前雇用人による推薦状付き。
  • 高校を卒業した後は自動車の専門学校を出ている。
  • 卒業以降、ずっと専属運転手としてやってきた職業運転手。
  • Pソニック、M菱、F通などに勤める日本人に過去6年ほど勤めている。
  • そしてなんと英語が通じる。
  • マニラ内や近郊の道路に詳しい。日本人はゴルフ好きだからだろう。

契約段階では当初8,000ペソで提示したのだが、履歴と専門性及び今までの給与水準を考慮して10,000ペソにした。きちんと交渉すべきところで希望条件を言ってくるので助かる。フィリピンでは1日11時間勤務は長すぎると言われたが、そこは自分自身11時間もしくは12時間働いているので自分より短い時間しか働けない運転手は求めていないと明確にした。すぐ彼は納得してくれた。

キアポに生まれたらしい。前妻と別れて恋人と暮らしている。話し好きで、キアポの中華街に行ったことがあるという話をしたら、今度暇があればキアポに住む親戚に会わせたいなどと言ってくれた。親戚にマンゴー農家もいて新鮮なマンゴーが欲しければ手に入れるなんて話も。

ワックスや掃除道具も買っていいかと訪ねられた。前の運転手は車を綺麗にするなんて発想なかった。知り合いから車用バキュームクリーナーを500ペソで買ってはどうかなどいろいろ情報をくれる。運転席の窓には魔よけのPhilipineNationalPoliceの会員IDを吊るした。車線変更やその他小遣い稼ぎの言い掛かりを防ぐ効果があるという。

韓国人家庭の運転手もしたことがあるが、契約は守らないし偉そうに命令するし気に食わないから辞めたなんて話もしていた。職業運転手としての自尊心があるのだろう。優秀で頭が良さそうで10歳も年上でもある。だからではいけないのだが、敬意を表しつつ節度ある態度で接せねば。

良い運転手でありますように。