Sevilla Plaza Espanol

1920年代の万国博覧会の際に造られたらしい。ハコが大事とは云わないけれども大阪万博では太陽の塔以外に何が残ったのだろうと思う。有形文化財として親しまれるような何かは残ったのか。思い当たらない。建設に1100億円近くかかった新宿の新東京都庁舎が改修に似た金額が掛かるなどと問題視されているが日本の箱物はスクラップ&ビルドすぎやしないか。もっと残せるものを造ってはくれぬものか。何を機に建てられたもの、という立派な建物が重層的に蓄積されている欧州の都市が羨ましく思える。


立派な建物も、近くへ寄るとスプレーで至るところに落書きされており少し物悲しい。拓大の坂田って誰だ。恥ずかしいな。無知なのだろうか。こういうことに快感を覚えるのだろうか。

落書きするなら鉄道や地下鉄の味気ないコンクリートの壁に芸術的で見て楽しめるような絵を描いてもらいたいものだ。Granadaにもそのような通りがあったらしい。見過ごして残念なことをした。あの、ようわからないサインのようなつまらん文字を至る所に書きなぐるの犬が小便を引っ掛けて回るのと同じことだと思っている。「ダサい」ということを誰か伝えてくれんものか。