親分

フランス人の大親分。大分スタイルが違う。
リソースや判断を仰ぐ事項など全て必要なものは言って来いと。可能な限り対応はする。その代り細かい進捗状況なんぞは逐次伝えずに、ある程度好きに考えてプロジェクトを進めてよい。そのかわり結果には全ての責任を持てと。最大限裁量権を与えると言うことだ。ときにはこういうほうがやりやすい。

やっかいなのは内部監査のプロジェクトはどれも欧州、北南米からもメンバーを調達するから夜の電話会議がさらに増えるということ。既に毎週電話会議を必要とするプロジェクトをひとつ持っているし、そこに監督者会議、内部監査計画会議、などが加わるので平均して週に4本ほど電話会議があることになる。ここらで自分の仕事を洗い出して、部下に委譲していかないとまわらなくなる。慣れてきて余裕の出てきたチームの子にも良い機会だ。

機を同じくして昇給した。しかしこのままでは時給は上がらない。苦笑。

昔、上司兼先輩が言っていたのを思い出す。部下でもできる仕事をしている上司は終わっている。部下の仕事を取るな、と。自分の上司の仕事を奪っていけ。部下には自分の仕事を譲っていけ。各層が少し背伸びした仕事に取り組んでいくことでそれぞれが成長できるし、大きな成果も出せると。