急な祝日

大統領府は4日、イグレシア・ニ・クリストロのマナロ教祖の逝去に伴い、9月7日(月曜日)を当国の特別休日とする旨を9月4日(金曜日)に発表した。

その発表を受け取ったのはもう皆退社した後で、明くる月曜日は果たして会社があるのかないのか定かではない。チームの子はこんなことは慣れているようで、陽気に「月曜日休みになったね。ラッキー」などと言っている。ちなみに特別休日に働かせる場合には時給30%増しを払わないといけないので重要な用事を月曜日に予定していた会社にとっては大打撃だ。

それにしても、なんとも急な。イグレシア教会というキリスト教一派の重要人物の急逝を国家レベルで喪に服す扱いにすることで、イグレシア教会を大統領は重んじているとのメッセージを送っているのだろう。

また、大統領府は、これと併せて、ラマダン明けの祝日を9月21日(月曜日)とする旨も発表した。イグレシア教一派、ミンダナオを中心とするモスレムを取り込もうという、大統領選を控えた人気取りと専らの噂である。