子供

マニラに転勤になっている間にたくさんの後輩が結婚し、いつの間にか親になっている。時の流れに驚く。今日は二つ下の後輩が目出度く結婚し、数ヶ月前に息子を出産したというので赤ちゃんの顔を観にお宅にお邪魔した。

彼女が隣の席で仕事をしていた頃には、翌年の事業予算策定の為に徹夜してお菓子を自棄食いして、ぶくぶくと太っていたのをお互いに指弾しあっていたのが苦く懐かしい思い出である。しかしそんなことももう3,4年も前の話。

先輩はいつまで経っても随分先輩に感じるし、後輩はいつになっても新入社員の時の印象が付きまとうから親の一面を見るととっても違和感がある。

それにしても子供が生まれると随分と心境が変わるものであるらしい。仮に生まれたとして

  • 愛情は湧くだろうか。ネグレクトしてしまう親の話を聞くと、子が他人のようにしか思えず、煩わしく、情感が湧かないという。そんな親をヒトデナシと見る向きもあるが、必ずしも他と人格が著しく違うようでもないし、嫌いと感じてしまうものを好きになれと強制されても難しい。子供は好きなほうだが、何故か愛情が湧かなかったなんてことにならんとよいが。
  • 子供が可愛くて仕方なくなったとしたら、会社に行く気なんて一気に失せそうで恐ろしい。犬のマンゴーがいるだけで会社に行くのが億劫だというのに。

仕事に対して、人生に対して、度の程度意識は変わるものなのだろうか。友人らを見ていて漠然と不思議に思うことでもある。

健康に生まれること、生まれた子に愛情が湧くこと、子の為にも頑張って働こうと思うこと。当たり前に聞こえることとて、有り難いことなのかもしれんね。

あまり知人の顔をブログには載せないようにしているのだが、可愛いし顔立ちは変わるだろうから載せてしまおう。