疑惑

日本から買ってきた犬用バリカンで早速マンゴーを刈ってみた。

ひとつ試みていることがある。それは如何にプードルらしさを排除できるかということである。所謂プードルの刈り込んだ貴族趣味的なカットが嫌いだ。テディベアカットも実を言えば甘すぎて好むところではない。

玉は取られど、マンゴーとて男である。ここはビシッとキリッとしたヘアスタイルにしてやりたいものだと兼ねてから思っていた。しかしグルーミングに出すとどうしてもプードルの先入観から抜け出せていないカットをされて帰ってきていた。

嫁さんが不在なのをいいことに、バリカンで一気に刈った。ふわふわした長い耳をバッサリうすくしてやった。鼻周りもテリアを意識した角刈りにしてみた。肛門周りもウンコさんがぶら下がらないように大幅に切った。これは少しやりすぎたと反省してはいる。


嫁さんからはえらく不評をかっているが、小生は可愛さが二倍増しになったと思っている。なんせプードルっぽくない。いやまてよ。疑問が湧いた。

そもそもマンゴーはプードルなのか。

偽物大国のフィリピンで、血統証明書をなんら確認することなく信じて疑うことが無かった。しかし実はマンゴーはグリーンヒルズで売られているルイヴィトン風バッグと同様に、プードル風の犬だということはないだろうか。8000ペソという日本との物価水準比以上の安さでブリーダーから買ったマンゴーが純血種のプードルである可能性はそうでない可能性より高いといえるか。顔を見ると、フォックステリアやワイアード系のテリアに見えなくも無い。

まあ、可愛いから良いのだが。