ストレスなんて

フィリピンではやるスポーツの種類が日本とは全く異なっている。バドミントン、スカッシュ、ダイビングなどなど。テニスやロードバイクなんかはこちらでは一般的ではない。基本的にはインドアスポーツの国である。

ストレスは汗で洗い流すに限る。1時間半スカッシュをしたら随分とクタクタになって雑念を払うことができた。思いのほか悩みなんて深刻でも複雑でもないのに、自分の頭の中で思考を重ねて悪化させている場合が殆どなのだろう。

体で頭をある程度コントロールできるというのは本当なのだろう。思考が体を支配すると考えがちだが、単純な反復作業をするとセロトニンが分泌されやすくなるように、精神や思考もある程度体の動かし方次第でコントロールできる。

必要なのはストレスを生じさせていることへの固執を捨てることなのではないかと思う。

語弊を恐れずに書くと、ストレスの溜まるような要素に対しては「どうでもよい。深刻になるような大したことではない」と諦観して余計な固執を捨てて処理するのが良いように思う。感情が先行するような状態で取り組むのはよろしくない。目標達成を放棄しては元も子もないが、その邪魔になるような感情的なしこりは客観視した上で固執を捨てるのが良い。頭の中だけでの切り替えは難しいので、体をクタクタになるまで動かしてやる必要がある。

不思議なものだな。