勝負

折角だから勝負してみることにした。ブラックジャックに2000ペソで挑んでみた。最低金額は200ペソ。しかしどうも勢いに乗れず。折角こちらにブラックジャックが来ても、ディーラーもブラックジャックを引く始末。ダブルアップして18を引いてもディーラーは19を引いたりとこてんぱんにやられてしまった。ものの30分足らずで2000ペソを摩ってしまった。どうやらディーラーの腕前はなかなかのものらしい。ビシッと黒いスーツを纏い無表情で冷然と負かしてくる。

ちなみにセブのカジノなどは台をそれぞれディーラーが使用料を払って借り受け、その台で客から勝った成績に応じて報酬を受け取る仕組みらしい。屋台の集まりのようなものか。いずれにしろ客に負けるようではディーラーとして稼げない仕組みはどこも一緒のようである。

ここで弱者の戦法に打って出て負けを取り戻すべく、ルーレットに場を移す。小生の戦法は次を前提にする。

  • ディーラーの技術が高く、ある程度狙った目に玉を放ることが出来る
  • ディーラーも多少は客に勝たせながらも最終的には勝ちに来る
  • 十分な客が参加している。大口に賭ける客が多ければ多いほど良い

戦法は至って簡単である。他の大勢が厚く賭けたその逆に薄く張るだけである。1st、2ndDozenに厚く賭けられていたら、3rdDozenに張る。ルージュに厚く張られていたら、薄くノワールに張る。技量の高いディーラーならば厚く賭けられてきた数字群を外そうとしてくる。その逆を突くだけである。ちなみに相当に技量が高いディーラーだと0に入れてくるためこの手は通用しない。そこまで巧くないことを祈りつつ0の左右の数字にも時折張っておくと36倍になって返ってきたりする。この日は5倍、8倍を中心に賭けた。

結論から述べると、予想以上に勝つことが出来た。左右には1回に60枚以上もかける客がいたので、間を縫うように4枚づつチビチビと弱者らしく賭けたのだが、40枚のチップが1時間足らずで100枚まで増えた。結局は多少の勝ち負けを繰り返して丁度倍額を確保したところで引き上げた。単に運が良かったのか、ディーラーが見かけによらず狙い目に放れるほど技量が高かったのか。

次回はブラックジャックに敗者復活戦を挑みに行きたい。