クレートトレーニング開始

将来の飛行機での帰国に備えて、クレートを購入して慣れさせることにした。

25cmX40cmX50cmの機内持ち込みが可能なサイズのものをティエンデシータスで買い求めた。値段は720ペソのものからあったのだが、最悪小便をしても直接腹が濡れないようにトレイが底に敷かれたものを2500ペソで購入した。

2009年4月よりJALANAもいかなる犬種であろうと機内持ち込みは禁止であるらしい。さらにJALはフレンチブルドックとブルドックという特定犬種に限り、ANAは短吻種というブルドッグ以外にパグなどより広範囲に渡り、貨物扱いでの輸送も禁止している。これは短吻種が構造上排熱と体温調節が苦手で体調を悪くしたり死に至る例が絶えないことによるらしい。昔、アメリカ人の上司が、飼っていたパグを連れてこようとして輸送で死んでしまったことを思い出す。まだデルタなどの外資系航空会社がそれらの犬種の輸送を扱っているが、外資系航空会社が扱いを拒否したら、飼い主同伴で船旅で帰りでもしなければそれらの犬種は日本に連れて帰れなくなる。

さて、家に帰って早速慣れさせようとしたのだが思わぬ抵抗にあう。我が家の犬助は網目が嫌いであるらしい。地面に設けられた排水溝や換気口の鉄網は必ず踏まずに飛び越える。どうやらクレートの下に引かれたトレイの網目が気に入らないらしい。しかも今まで入ったことの無い狭い空間に押し込められることに恐怖を感じている。無理やり入れたら猫のように爪で腕をガリガリと掻き毟り追った。

クレートの屋根を取り、お八つでご機嫌を取りながらなんとかお八つにありついている間だけはクレートに乗るようにはなった。まだ暫くはかかりそうだ。