送別会@日式焼肉 7rin

ようやっとマニラに戻ってきた。ろくに家財道具が揃っていない日の浅い家でも帰るとほっとするから不思議なものだ。

今日はうちのチームの子の送別会だった。辞めずに済む道を模索したけれども、辞めることになったのは非常に残念だった。赴任して最初の大きな難題だった。課長レベルに人事権は無いと誰かが言っていたけれども、実際には自分がする意思決定で1人のキャリアもしくは人生が左右されうることを知って驚いた。彼を長い間見てきたわけではない。だから尚更、可能な限り機会を延長し、事実を多くの人から聞いて多面的に客観的に判断したつもりだ。最終的な結果に後悔も疑問も無い。

ささいなことにも大きな声で笑う陽気な男だった。人一倍食べる。とても優しくのんびりした性格だ。モテモテらしい。

そんな彼の送別会なので焼肉食べ放題に連れて行くことにした。日本式の焼肉で薄くスライスされた牛タンやカルビを自分で七輪で焼いてタレや塩で食べる。こんな時、フィリピンの酢橘のような果物、カラマンシーが活躍する。90分の食べ放題で女性は499ペソ、男性は599ペソ。US牛カルビ、上牛タン、骨付きカルビ、牛テンダーロイン、ブタカルビ、焼き鳥、焼き野菜、豚骨ラーメン、冷麺など日本の焼肉屋と同じメニュー。そしてなぜかウェイトレスがメイド服。うちのチームの子は日本の焼肉が大好きだ。野菜嫌いの子等には脂っこい日本式の焼肉はたまらんらしい。しかも食べ放題。

送別会には一年程前に会社を辞めた子も参加してくれた。転職した後でもこうやってわいわいと食べて飲めるのは嬉しいことだ。今回会社を辞める彼も気軽に顔を出して欲しい。皆、狂ったように食べる。御代わりに次ぐ御代わり。若さだな。フィリピンでは上司や最年長者が振舞うのが慣習だが、女性人はお酒を飲まなかったので目が飛び出るほど高くはならなかったので助かった。食べ放題にして正解である。

1人がどうやらかなりの酒好きのようで、がんがんビールを頼みおる。勝手にメニューに日本酒を見つけて注文してきた。ようやく飲み干して、あー腹一杯と呻いてるところにいつの間にか次の酒が来る。なんて気の利く出来た男だ。でも酒の弱い小生は勘弁してもらいたい。小生を酔い潰したいらしい。

帰る段になり、酒好きの彼が家まで送ってくれると言ってくれた。当然いつものように運転手が迎えに来ているのかと思ったら、駐車している車の運転席に乗り込んだ。まて、J君。君はビールを少なくとも4杯は飲んでいやしないか。日本酒だって。おぬしが運転するのは勘弁してくれと思いながらもふらふらと乗り込んでその後は寝てしまったらしい。Incomplianceって何だっけ?自分の仕事はなんだっけ?

とまれ、チームディナーに焼肉は鉄板コースだ。

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