AVenueLifeStyleMall Grand Open




Makati AvenueにあるMallがついにGrandOpen。ここはAkiraさんのサロンが入っているのでちょくちょく遊びに行く。モール内にはレストランが数件、他に美容室や雑貨屋などが入っている。レストランは雰囲気もよく、値段もGreenBelt並み。しかし全部で30店程度なので暇な時にとりあえず遊びに行って時間を潰せるSMほどの集客力は期待できない。これを機に一気に来客が増えるだろうか。NewLifestyleを銘打つならレストランばかりでなく目新しい生活雑貨やインテリア、バス用品やペットショップなんかを入れたほうが良いと思うのだが。HighStreetにある店のラインアップのほうがNewLifeStyleに合っている気がする。ロハスにするならそういった店ばかりを集めるとか、アート系に偏らせるとかもう少し差別化のしようがあるように思う。
Mallの入り口ではFireDance。炎の軌跡が幻想的。




まるでシルクドソレイユのアレグリアのような演出。かなりの気合の入れよう。ビュッフェパーティーで食べ物飲み物取り放題。Akiraさんの名札をつけさせて頂き、美味しい食事を頂いてしまった。


カメラ戦隊、迎撃用意!構え!


ファッションショーの始まり。ヘアメイク等はみなAkiraさんのサロンで手がけたらしい。流石だわ。かっこよい。サロンのフィリピン人のスタッフと少し話をしたのだけれども、今日のAkiraさんの神速なスタイリングを目の当たりにして彼らは圧倒されたそうである。心酔している様子。

皆顔立ちがはっきりとしていて長身。175cmぐらいあるのではなかろうか。ところで、ここのオーナーはどうやら華僑で、主賓も中国系が多い。それにしても金持ちそうなゲストが連れて来ている女性の皆綺麗なこと。金持ち男性は徹底して選り好みで切る立場にあるのか。女性は相手が金持ちなら良いのか、などと疑問に思う。どこの誰だか存じ上げないので彼女らの写真を撮るのはやめておいた。
ちなみに、ファッションショーのモデルはいつも澄ましている印象がある。これが始終つんとしたままではなく、クールに歩いてきてポージングした直後に瞬間だけ息を抜いてニコッと笑顔を見せたら客はイチコロなんじゃなかろうか。笑顔こそが最高の美しさだと思うのだが。表情の美しさではなく衣装やメイクの美しさを見せるには不要なのだろうか。

このモデルなんて素人が想像するファッションモデルのイメージに近い。ポージングもそれっぽい。親しみやすい感じではないけれどもクールビューティーというやつだろうか。あまりに普段見かけるフィリピーナと別人種な印象。

こんな本格的なショーのスタイリングを1日で1人で何十人分もこなしてしまうという。全く分野は異なるがプロの仕事を見せて頂いた感じ。とても良い刺激になった。職人技。経験の浅いスタイリストがあたふたと何時間もかかってしまうところを、自分がやると遥かに早く鮮やかに終わらせることが出来る。それがプロの職人・芸術家の技術だとしたら自分の場合はどうなんだろう。
例えばビジネスプロセスにおける内部統制面での問題点を即座に見抜くことができるとか、会計基準SOX法などの要求基準を最低限満たせているか何も参照することなく即座に確認できるとか、組織規模や程度に応じて適した内部統制プロセスの引き出しを無数に持っているということだろうか。しかし2年や3年で到達できるものなのだろうか。2-3年周期でアサインメントの変わる我社ではどうも広く浅いゼネラリストにしかなれないようにも思う。ただ、工場で現場は1年半覗いてきてコスト削減の取り組みや同じ目標に向かって現場の志気を高める幹部の役割の重要性を少しは学んだように思うし、アナリストの時代は季節ごとのプロモーションや新商品の立ち上げのプロセス、マーケティング/顧客/商品開発/市場分析などの観点から成功に絶対必要な要件、他にも収益を確保するための財務分析手法の枠組みを少しは学べたとも思う。競合情報を集積し比較的高確率で相手の動きを半年前から予測できることを学べたのも面白かった。Akiraさんの美容師としての到達点と同等な高度の専門性を身に着けることは叶わないとしても、4-5年かけて到達する点に2-3年で到達する努力はできる。総合力を活かす道もあるように思う。ファイナンスは経営者の素養を多く含むことを考えると大企業でファイナンス職を続けるか小さくても何かを自営するかが活かし方のように感じる。
今後2週間はドバイで頑張ろう。売掛や発注管理の分野は未経験だ。ドバイで一通り学んで、最悪、欧州スタッフに代わってトルコに飛んで監査を看る事態に対応できるようにしないといけない。コンサルティングも監査の監修もトレーニング週間の準備も来年度計画策定も全てが切り詰めたタイムラインでやってくる。日頃の知識とスキルの集積がものを言うはずだ。

その後、仕事で一旦出かけたAkiraさんと再度合流して90分ほど軽く飲みに行き、締めは一番館のラーメンを啜って終了。この店、餃子が美味い。また来よう。