Dubai Diera

旧市街を回る。指示と異なるHeritageVillageという場所に降ろされてしまったが、とりあえず見てみるも展示はあまり充実しておらず。散々さまよった挙句労働者用の運河をくぐる通路を渡り、旧市街であるDiera地区まで歩いていった。やはり砂漠の国だ。日中は頭がくらくらするほど日差しが強く暑い。

GoldSoukは想像していたよりも綺麗で整然としていた。エジプト、シリアやモロッコのGoldSoukを想像すると期待はずれに終わる。店も皆ピカピカで値段も安くなさそう。あのアラブの国々のSouk特有の猥雑で怪しげで活気に溢れた雰囲気からは程遠い。金満過ぎてもはやSoukが盛り上がる活気がないのではなかろうか。現地の人が買う様な雰囲気でもなく、観光客用と化している感がある。京都の錦小路のようなものだ。

HeritageHouseなどいくつかの博物館を回った。大体の博物館が入場無料なのだが、その割りに接客がとても丁寧でにこやかだ。最後には必ずアンケート用紙に記入を求められる。入場無料にも拘らずあまりの接客の丁寧さに何か騙されまいかと疑ってしまった。どういうインセンティブが働いているのだろう。博物館はどれも展示内容に乏しく10分もいないぐらい。箱だけは立派だったりする。イスラム文化偶像崇拝を絶った分、装飾模様の美しさには目を見張るものがある。


唯一入場料を取られたドバイ博物館はそれなりに見るものがあった。蝋人形とともに昔の町並みや伝統を再現しており、展示もなかなか充実している。ただ、これだけの規模の街の博物館としては若干寂しい気もする。

途中、DieraからBur Dubai方面に運河を渡った。Abraという古くからある小船は片道1.5AEDほど。50円ほどだ。運河からの眺めは多分に古いアラビア貿易港の雰囲気を多分に残していて面白かった。


ドバイは建物内の充実差よりも新旧の建物を眺めて歩くのが楽しい街かもしれない。