孤児院支援NPOの式典にお邪魔する

友人が興したNPOが支援している孤児院・養護施設の29周年記念式典に参加すべく、初のオロンガポへ。ドライバーさんに朝5:45に来てもらって、初めての泊りがけの小旅行。

6:00に美容師の友人と二人のフィリピーナの友人を乗せて向かう。北へ3時間ほど、スービック米軍基地を越えたところにある。ここまで来ると緑が広がり、海も綺麗。ようやくフィリピンらしいところに来た気になる。

昼はNPOの記念式典。マレーシアの教会の人達や施設のスタッフ、ロータリークラブの人達や日本からスタディーツアーに来た学生など70人ぐらいはいたように思う。空手稽古の披露に始まり、参加者が歌ったりと和やかに時間は過ぎる。

このNPOでは両親ともにいない子もいれば、虐待、育児放棄、ピナツボ火山の噴火で生活の糧を失い施設に預けられた子など29人の子供たちが暮らしている。施設に併設された学校で勉強しながら、それ以外の時間は併設された洗濯工場で働いたり、豚の世話をしたり、畑を耕したり。皆頑張っている。

フィリピンは貧富の差が激しいだの、財閥や政治家が私物化しているなどとマカティの高級コンドの高みから義憤にかられていても何の役にも立ちはしない。何か自分でもできることを、例えささいなことでも探して、このNPOを通じて協力していきたい。

ところで、写真に撮ってみたのだがフィリピンの人は大層良い笑顔をみせる。なんとなく日本人だと照れて直視してくれない気がする。