内定書

朝から夜の7時まで昼食も含めてミーティングがびっしりと入っていた。チームの子は来週からヨーロッパへ監査に行くし、自分も米国本社に2週間出張。そうなるとマニラにいる間に済ませるべきことがたくさん出てきてしまう。

今日、一人の女性にオファーレターを渡した。あくまでオファーレターなので、サインするも拒否するも彼女次第だ。フィリピンで採用プロセスにはかんでいなかったので、その子も今回が初対面。会社を売りこむことも忘れずになんてプレッシャーもかけられていたので思いのほか緊張した。

今いる賑やかなメンバーに比べると落ち着いた雰囲気の顔立ちの整った女性。年齢も24,5歳ぐらいではなかろうか。監査法人勤務歴があり、現在は石油メジャーの内部管理部にいるという。知識面、興味面で問題は無い。あとは地頭と積極性だが、これは今更この場では確かめようが無い。既に面接した人達の判断に従うしかあるまい。

給与や待遇を説明し、質問をうけつける。ちなみにフィリピンでは3,5ヶ月分のボーナスがつけられている。また、オファーは麻薬検査や健康診断の結果が良好だった場合のみ有効と但し書きが書いてある。麻薬やってないよね、などと冗談を言いながら面談は和やかに終了。

2月1日から入社してくれることになった。オファーレターは持ち帰ることなく、その場でサインしてくれた。ほっと胸を撫で下ろす。