溶岩

滝や溶岩トンネルなどを見て回り、ツアーだけにクッキー工場に立ち寄らせられたりもしながら、夕暮れにいよいよ溶岩観測に向かった。溶岩が火山口から延々と流れ、ついには島の先端で海水と接触する地点に向かう。溶岩は海水と触れると一瞬で海水を気化させ白煙を立ち込めさせる。陽が高い間はただ白煙にしか見えないが、暗くなってくると飛び散る溶岩が肉眼で観察できるようになる。壮大な自然現象に皆で感動した。

大地は生きているのだなあ。赤い溶岩は傷口から噴出した血の様でもある。黒く固まった溶岩は差し詰めカサブタか。なればハワイは巨大なカサブタ島ということになるか。