バリ舞踊

王宮でのバリ舞踊。

5本の指先それぞれに意識の行き届いた繊細な動き。旋律の反復が妙な酩酊状態に誘う不思議なガムラン音楽。眼球の俊敏な動きは他に類を見ない。激しい動と静が入り混じる舞踊はどこかアニメーションダンスの動きを髣髴とさせる。バリ舞踊は独創性溢れる。




数ある中で、バリスと呼ばれる戦士の踊りが非常に気に入った。時折、体を後方に仰け反らして目を引ん剥き、仰天したかのようなポーズをとる。勝手にビックリダンスと呼んでいる。



この一枚がどうやらバリ旅行で一番の写真。

それにしても観ていて興味深い。飽きない。

ウブドゥ中心部では連日各所で様々な演目のバリ舞踊が披露され、観劇料も1時間から1時間半の舞踊に対してたった800円程度。予約せずとも気軽に王宮や寺院の立派な舞台で10名前後の踊り手と20名近くのガムラン奏者の立派な舞踊が見られる。素晴らしい。