ボラカイシャングリラ


数百億円規模の国際リゾートホテルがボラカイにも初めてできた。プライベートビーチと他の高級リゾートと共有するセミプライベートビーチを有し、220室もの客室が12ヘクタールに点在する巨大高級リゾートである。丘の上には全てを見渡すように2階建て独立のプライベートプール&ジャグジー付きの豪華ヴィラが並ぶ。

ボラカイの浜のほうがセブなんかよりもよっぽど綺麗にも拘らず、今まで巨大外資系ホテルはなかった。ひとつには、カティクラン空港の滑走路に大型機が着陸できない上、小型機ですら天候次第でよく2時間余計に遠いカリボ空港に強制変更させられるなど交通が不安定な為に安定して大勢を送り込めないからだと察する。カティクラン空港の滑走路拡張工事が始ることを見越してシャングリラが先行投資したのではないだろうか。

昨年はブランジェリーナが泊まりに来たと噂が立ったが、従業員曰く宿泊者情報を漏らすとクビなので一切応えられないそうだ。マカティで自分が住んでいるコンドミニアムにマリアンリベラとディンドンが住んでいるとの話を振ったら、その2人は泊まりに来たなんて口を滑らせてくれた。さぞかしゴシップ好きな従業員の間では誰が御忍びで泊まりに来たなんて話題で盛り上がることだろう。

まだ築一年と新しいこともあって、設備は新しくて快適だ。しかも宿泊客がさほど多くないこともあって、どこでも他の宿泊客に煩わされること無く寛ぐことが出来る。稼働率20-30%といったところか。接客は非常に丁寧で気が配られていて良い。レストランの給仕は日本の何が好きだのホテルのどこがお勧めだのいろいろと話しかけてくれた。

  • 無料インターネット完備
  • 7つのレストランがあり、味はどれも良し
  • 風呂は綺麗なお湯がふんだんに出る
  • アメニティーは全てロクシタン
  • リネンも非常に肌触りが良い
  • 天井が3.5メートルはあろうかという開放的な造り
  • 全室バルコニーにソファが置かれている
  • 利用はしなかったがビリヤード、卓球、子供用プレイグラウンド、ジムなどの室内施設も充実
  • 朝食ビュッフェの質が高い。麺や具を選んでフォーを作って届けてくれるのだが、これが美味い。飽きない。

港に着くと船着場の専用待合所で飲み物が振舞われ、その後、専用スピードボートでホテルまで直行してくれる。当然荷物は部屋まで持つ必要は無い。脚が濡れる心配もない。
帰りも同様にスピードボートで港まで送り、さらに専用待合所で飲み物を頂いてから空港まで送ってくれる。しかも荷物のチェックインやら諸手続きも全て代行してくれた。非常に殿様気分である。

いまのところさほどケチのつける場所の見当たらない快適なホテルだった。唯一挙げるとすれば、マンゴージュースが一杯370ペソもすることか。Station1のJonah’sのマンゴージュースは絶品な上に値段もたったの90ペソだ。マンゴー好きとしては370ペソの価格設定で通すならばボラカイで至高のマンゴージュースを出して欲しいところだ。



宿泊料一泊15000ペソ也。