やる気の神様

が降りてこない。

そんな調子で仕事をしているとあちらこちらで細かいミスがあるわけで、別に自分以外にはわからない自分の中での無駄仕事ややり直しだからこそ繰り返されると尚更気分だけが害される。会議中は果物や菓子がふんだんに用意されており、かつ朝の8時から夕の6時まで缶詰状態でワーキングセッションという名の会議が続くので不必要以上に食べ続けていたりする。そんなわけで気になる案件や膠着状態の部下の人事異動などの話は対応に当たる暇もなく、焦燥感が積もっていく。

ランチやディナーも絶えず誰かと行動を共にしているのだが、たわいのない話に妙に醒めている自分をみつける。談笑して盛り上がっている輪にいるので自分も周りに合わせて話を振ったりしようとはするのだが、その直後には「ああ、さっさと帰りたいな」などと思っていたりする。気付くと貧乏ゆすりしていたりして、ああ、あかんなと思う。時差ぼけのせいで11時に寝ても朝の3時,4時に起きてしまうのも疲れる。

快活に仕事に取り組んでいる同僚を羨望の眼差しで見る。似たような仕事をしながら、彼は何に遣り甲斐を見出しているのだろう。

これを遣り遂げたらこんなに何かがよくなる、誰かの助けになる、喜ばしたい人に喜んでもらえるといったものが見えにくくなっているのかもな。

自棄食いはほどほどにしよう。