印度人

久しぶりにシンガポールに来た。

先週は電話会議を駆使して遠隔監査をしていたのだが、どうしても電話やネットミーティングでは状況が理解しづらい。しかもシンガポールの人達も来期予算作成の詰めに追われている時期ということもあり、お互いに非常にストレスが溜まる。一方からは「何度も同じことを聞くな」との指摘を受け、一方からは「質問するたびに答えが変わる」なんて不満も聞く。

なんだかんだ、お互いを多少なりとも知って心理的なコミュニケーションバリアーを取り除いてあげることが一番だったりする。そんなわけで監査対象組織の人達との昼食を設けることにした。

こちら3人に対して5人来てくれたのだが、全て印度人。年次や役職、部署は違えど全て印度人。食事中の会話からも如何にお互いの公私のことを知っているかが察せられた。彼らの中に非常に強固な連帯感があるようだ。

監査対象組織に印度人しかいないわけではない。しかしどうやら同じ人種同士のほうが仕事を離れて居心地よく雑談に花を咲かせられるようだ。シンガポールアジア本社では、フィリピン人も同様のコミュニティーを形成しているらしい。日本人とて同様に固まっている。こことてサラダボールなのだな。