ポーランド人から聞く一般論

ファイナンスのディレクターと夕食を共にし、雑多な話を聞くことができた。

ポーランド人は一般的に外交的でなく気難しく悲観的であると言われるそうで、彼もそれには反論しないという。しかしそれ以上にバルト三国は内向的で、エストニア人、ラトビア人と一緒にいるポーランド人が愉快なやつらに見えてくるぐらいだと言っていた。

ドイツとロシア、どちらにより親近感を持つかと聞いてみたが、どちらも同じぐらい嫌いだと。

バルト三国はここ数年経済危機に見舞われており、失業率も3年で6%から16%まで跳ね上がっている。リトアニア人は高級外車やスポーツ車など車に金をつぎ込む傾向があるらしく、最近のポーランド人は高級車を手に入れたければリトアニアに買いに行くという。経済危機で手放された状態のいい高級車が中古車市場に溢れているからだそうだ。

聞いているとバルト三国への興味がわいてくる。あれだけ近接している小国ながら、エストニア語、ラトビア語、リトアニア語は全く体系の異なる言語だそうだ。物理的距離があれだけ近くとも、それぞれの首都間には列車すら走っていない。