リガ ラトビア


BalticAirで2時間飛び、バルト三国ラトビアの首都リガに来た。タラップの無い空港を歩いて横切り、簡素だが新しく現代的な空港を出てタクシーに乗る。黄緑色のタクシーはどれも新しく清潔で快適である。街は緑に包まれ、見る限り建物は綺麗に手が入れられ、道路は整っている。多少共産主義国時代の匂いを残すポーランドから来たからか、なおさらリガからは西欧の先進国と変わらない印象を受ける。
ソビエトの干からびて淀んだ共産主義の影響をものともせず、よくぞ発展してくれたものだ。旧市街を川向こうに眺めるRaddissonBluホテルにチェックインし、橋を歩いてわたって旧市街に入る。

レンガ造りの三角屋根の家並みの間からは時計塔をもった教会が見える。チェコプラハを思い出す。ステレオタイプに思い浮かべる中世のヨーロッパのイメージはフランスやスペインよりもむしろ東欧にあるようだ。

リガで一番大きな教会の塔にはエレベーターで上がり、旧市街を一望した。こことてワルシャワ同様空襲によって大きく破壊されたらしい。それを美意識、愛国心と潔癖さ、ひとつまみの粘着質で見事に再現したようだ。

街は清潔、安全で歩いてまわれる範囲だが散歩に都合がよい。