インドVISA 顛末

いつ発給されるのかわからない状況の中で、とりあえず荷物をまとめて車の中に準備しておいた。

旅行代理店が代行しているので、午前中に幾度か催促したものの、VISAの発給が仮に本日可能だとしても大使館からの発給は4時以降になるから本日の6時のフライトには時間が足りなくて乗れないと言われていた。しかしそれならばインド大使館に直接取りに行き、そのまま空港に行けば5時前には着く。どうするか思案していた。

ところが3時前に、オフィスにVISAとパスポートが旅行代理店のメッセンジャーによって届けられた。ということはさては旅行代理店が勝手なことをでっち上げているな。旅行代理店側で猶予が欲しいから、代行していることを良い事に「大使館は4時からしか発給しない」などと適当なことを言っているのではないだろうか。そもそも水曜日に発給予定だったのが月曜日に発給された。労働日上は1日しか遅れていない。もし本国から追加承認が必要で3日以上長くかかるというのならば、本日発給されるのは考えにくい。これも旅行代理店が実は大使館への申請が遅れたかなんかで、その責任を負うのを避けるためについた嘘ではないかと勘ぐってしまう。今まで問題がなかったことなのだから。

旅行代理店にe-ticketの発行確認をすると、正午を過ぎてもVISAが無い状態だったので自動キャンセルされたと言われる。旅行代理店としてはもう発行できないので直接空港のチケットカウンターに言ってくれと。なんだそれは。

すぐさま運転手を呼び空港へ直行する。チケットカウンターに走り、そこでカウンターの女性と旅行代理店と直接話をさせたのだが、ここでも問題発生。どうやらe-ticketが既に発行された後ならばキャンセルされていても出発1時間前であろうと再予約発行可能なのだが、e-ticketを事前に発行していない場合は、旅行代理店としては、もう当日の再予約発行はできないのだという。なんでもManifestという航空会社が提出する乗客者名簿等の書類があるらしく、それ以降は旅行代理店側では当日の新規予約発行ができない決まりだというのである。唯一の方法はチケットカウンターで正規料金でチケットを購入する方法だそうだ。

エコノミーの片道料金はビジネスクラスの往復とさほど値段が変わらないと告げられた。しかも到着は深夜1時半。ホテルに着くのは3時ごろか。しかも帰りの便が空いているかも確認できないときたもんだ。

泣く泣くこの日の出発を諦めた。それにしても、もし保安上の理由ならば、旅行代理店ではチケット発行できず、航空会社のチケットカウンターならば発行が可能だというのは納得できんぞ。今日のフライトに乗れないという旅行代理店の理由がころころ変わり続けたのも胡散臭い。