香港


初の実査で香港へ。空港、AirportExpress、香港駅、ホテルまでの道中からホテルまで見るものすべて綺麗で新しい。日本とさほど変わらない 雰囲気だが、デザインの近未来志向が日本とは異なるところか。

とりあえず本日は天気がよく空気も澄んでいるので、今回のチームメンバーのL君とRさんと3人でVictoria's Peakに登ることにした 。絶え間なく海から吹き上げる風で空気は澄んでいる。上海とは異なる国の様。

香港の景観が気に入ったのは、ビル群の背丈が異様に高いこと。鉛筆のような長さのビルが剣山のように犇く。マンションもオフィスビル も多くが40階、50階建てとなっており、それが非常に限られた範囲に林立しているので壮観な眺めである。しかしその反対に目 を向けると、山々が一面を緑で覆われている。厳しく建築規制されているのであろう。野放しにすれば我先に眺めの良いと ころに無法図に建物を乱立してしまいかねないところを、非常に高密度な都市空間と一面緑の島と港湾の風靡な空間の2極に メリハリをつけている。京都の崩れ続ける景観に思いを巡らせ、何か学べるものを見たと感ずる。筋の通った都市計画は人に多少 の不便を強いるだろうが見ていて美しい。