ランブータン Rambutan

一番好きなのはマンゴーだけれども、そのほかの果物も美味い。
お金に困ったら、果物を食べるに限る。安い、早い、美味い。

今回試したのはランブータン。ライチや龍眼と同じムクロジ科の仲間だそうだ。マレー語の「毛」を意味する "rambut" からランブータンの名が付いたそうな。樹は10メートルにもなるらしい。

マンゴーのように収穫後に追熟できないから、樹の上でしっかり熟させないといけない。とはいっても熟してもランブータンはあっさりとした甘さ。ライチのようなほんのりとした酸味がある。お腹一杯のときに食べても、甘くてもたれることは無い。

肉質部は甘いのだけれども、勢い余って中の種まで噛んでしまうと無機質で筋っぽい味がする。種の周りを削ぐように食べないといけないので、もりもりと腹いっぱい食べるような果物ではない。まるでピーナッツやピスタチオのように剥くのに夢中になってしまう類だ。

それにしてもなぜこんな風貌になってしまったのかね。赤い外皮に緑の柔らかい棘。中の仮種皮と呼ばれる肉質部は半透明のなかなか凝ったデザイン。