タイバンコク在住 同郷の幼馴染

週末は同郷の中学からの友人と会った。彼女は実家から100メートルもしない距離に住んでいる御近所さんで、中学生の時分は生徒会で一緒だった。その時の印象は真面目で堅実でしっかりしているが、ややもすると保守的な人。

今現在、バンコク日本語学校の教師をして5年目になる。最初は北タイのチェンラーイで教えており、今はシーロム日本人学校で教えている。1コマ3時間で1日1コマか2コマあるそうだ。

最初は引き出しも蓄積もなかったので1コマの授業の準備に6時間も9時間もかかったそうだ。週に6日間教鞭を取り、週末も準備に追われてとても大変だったとのこと。過労で入院したことも幾度か。

日本人などまず住まない、学校から近い繁華街に1人で4畳半キッチン無しの部屋を借り、食事は屋台で取る事も多いという。土曜日に連れて行ってくれたお店も、大きな建物の裏路地の歩道の上に粗末なテーブルとプラスチックの椅子を並べた屋台。当然英語のメニューなど無い。ただし、味は格別。地元の人の中では大人気で金曜になると50メートルもテーブルが連なる。日本人駐在員の知らない秘密の味。3人でたらふく食べても470BHTだった。

思ったのが、みんな様々なところで頑張っているのだなということ。大人しくて優等生だった同郷の友人がなんてことない顔をしてバンコクで逞しく生きている。変われるものだね。人は。自分ももっと頑張ろうと励まされた。