タイマッサージ

残念。やはり気のせいではなかった。フィリピンのマッサージがいまいちだということ。マッサージに不感症になったのか、コリがひどすぎるだけかと思っていた。

フィリピンでTHE SPAとかShangliLaやManilaPen、Ascottの1時間4000円近くするマッサージを受けてみたけれども、どれも今ひとつだった。筋肉を触診しながら力加減を調節するとか、筋肉をほぐすというのではなくて、ただ決められた順番で決められた範囲を押していくというだけ。1時間500円の庶民的なところから、1時間4000円の高級ホテルのスパに変えても設備が豪華になるだけで按摩師の腕前は上がるわけではない。むしろ、綺麗なお姉さんになる分、下手になる。撫でるようなSWEDISHならいいのかもしれないが、筋肉が張っていてしんどくて、ほぐして欲しいときにフィリピンの高級SPAは無力。

それがどうだ。タイに来て、適当に選んだ庶民的なマッサージ屋の巧いこと。今日の1時間200BHT=650円程度の庶民的なマッサージ屋で施術してもらって、嘘のような爽快感に包まれた。体が軽い。なんだこれ。フィリピンのはなんだったのか。

施術のキメが細かい。筋肉の張りや小生の反応も見ながら調節してくれている。それでいて、ただ気持ちよく表面を押すのではなく、若干痛いぐらいの力でぐいぐい揉み解す。首の後ろも力強く揉んでくれた。最後にはひざを背中に充ててバキバキっとやられる。でも危険は感じないし、その後はとてもすっきりとする。

10回ハンコを押すと1回無料サービスだそうだ。2週間の間に達成できるだろうか。


最高のマッサージは実はタイのタイマッサージではなく日本のマッサージ。神戸の「あおぞらリラックス」というマッサージ屋があるのだけれども、そこより上手だと感じたマッサージ屋は今のところ無い。院長を始め幾人かはタイで修行しており、タイマッサージも取り入れて改良を加え続けている。所属マッサージ師の施術の腕も院長が毎週チェックしている。単なる気持ちの良いマッサージというよりは腰や背中が痛いときなど質を求める時には無二の存在。本場のタイマッサージも素晴らしいのだが、日本の繊細さのある熟練した日本人マッサージ師によるものが一番良い。