たこ焼きの宴

日曜はマニラの友人を招いてたこ焼きパーティーを開く。やりましょう!と言ってから5ヶ月経ってようやくのことである。何せ大事な客人を招くとあっては、しかも延期に継ぐ延期で期待が高まってしまったことだろうから生半可なモノでは済まされないのである。そこに運良く神戸から関西人の友人がようやく渡比してくれたので、満を持してたこ焼きパーティーを開くことにした。

面子は
最近のプロテインは美味しいのだと熱弁を振るうムキムキマッチョの活動家Hじめさん、鋏を置いた酒の席だとカリスマ度は50%下がってしまうが親しみやすさは100%増しになる美容師Aきらさん、食卓に散在する食材で即興の美味しい酒のアテを作ってしまう元板前元バー経営者のRさん、そしてたこ焼きの焼けない関西男は「男」ではないと言い放つ姐さんMほさん。そこにただ美味いものが食べたいだけの準備もろくにせん小生ときびきびと準備に奔走してくれた嫁さんの6人。

たこ焼きは確かに美味かった。しかしそれよりも美味しかったのがRさんが持ってきてくださった烏賊大根。フィリピン産の大根を丁寧に面取りし、中まで出汁を染み込ませて飴色になった一品。残念ながらHじめさんが到着するまで待てずに皆で食べてしまった。

たこ焼きを食べる合間にも10年間会席料理を学んでいたというRさんの即席創作料理が始まる。

  1. オクラ+明太子+かつ節=あっさりつまみ。自分でもやりたい。Hじめさんが狂ったようにAきらさんの分まで食べていた。
  2. ブリーチーズ+かつ節+醤油=チーズの甘さが際立ってこれも濃厚で美味しい。
  3. 割き烏賊+バター+炒め=香ばしいこれまた貴重な酒のつまみ。

あれとこれを○○したら美味しいなどというアイデアが無尽蔵に出てくる。感心しきりである。

ビール各2,3本、ワイン3本を空け、Tandoay15yrに手を出した頃からおかしくなっていったように思う。小生はいとも簡単にRum数杯で撃沈。Aきらさんも顔の上に扇風機を置いて変な状態になって横たわっていた。Hじめさんは12時過ぎまで面白い話を女性陣にいろいろしてくださったそうだが姐さん曰く、本人覚えていなかったようで同じ話を翌日の昼食時にも繰り返し話してくれたのだとか。Rさんはうちらを一通り撃沈した後、物足りなく思われたのかKTVに行かれた御様子。面目無い限り。

お酒は控えめにしつつ、また集まりたいものです。本当はせっかくの姐さん来比中なので皆でKTVにでも繰り出したいものだと思ってはいたものの、やはり体が着いて来なかった。