マドリッドRetiro公園


代々木公園よりも広いかもしれない。そんな敷地にボートの漕げる池、記念碑、噴水、クリスタル宮、バラ園などが散在する。道には大勢が散歩、ジョギングやサイクリングを楽しみ、あちらこちらでは若者や老人のバイオリン、アコーディオン、サックスやコントラバスの生演奏。豊富な緑からは四季折々の変化が楽しめる。


年を経た後にこんな公園が近くにあったならば、老後が楽しくなるのではないか。そう思わせてくれる。

Madridではたくさんの犬を見ることができる。パグ、チワワからフレンチブル、グレイハウンド、チャウチャウまで品種も様々。首輪も紐もつけずに自由に主人の周りを歩いている犬が多い。それでいて犬の糞は殆ど落ちていない。犬が躾けられている。楽しそうに散歩している光景を見るに付け、また無性に犬が欲しくなった。

咬まない、吼えない、主人の傍を離れない、呼んだらすぐさま来る。飼う際にはこの4つは徹底させたい。


上半身全裸でやたらエネルギッシュにボートを漕ぐ人がいた。溢れる情動をぶつけるやり場に困っているかのように、只管狂ったように力強く。情熱の国だな。