ポリネシア


ポリネシアとはハワイ、タヒチニュージーランドの三点を線で結んだ三角地帯を指すらしく、他にフィジ、サモア、トンガなどの国があるらしい。中でもトンガは唯一他国に征服されたことの無い独立国家だということも初めて知った。1970年代までイギリスの保護国だったこともあるそうだが、一貫して王政は保っているとのこと。

ハワイからタヒチは遠い。4000km以上の距離はある。昔の筏や丸太舟で渡るには遠すぎるこれら国々を一緒の文化圏としてよいのか疑問に思うが実際には島から島へとポリネシア人は渡って版図を広げたらしい。その冒険心には感嘆する。

常夏の島と聞くと肥満が美の象徴でおっとりとした陽気な人々が暮らす平和な島を想像する。忙しない発展と進歩よりも生活様式を変えることなく安らぎの下に暮らすことを選ぶ人達。しかし実際はニュージーランドやフィジーの人々は戦闘民族であったそうで争いは絶えなかったらしい。ここハワイもカメハメハ1世が19世紀に統一するまでは各島の勢力間争いが絶えなかったようであるし、統一後も王を頂点としているもののその下の酋長勢力間の争いは続いたそうだ。



なかなかイケメン。随分とムキムキ。そりゃ戦闘民族ですから。南の島と言えどのんびりしていると思い込むのは早計で、思いの他波乱万丈でダイナミックな生活だったのかもしれない。