Anilao EaglePointResort

Anilaoの街から離れた山の自然深くに、海岸に沿って長く伸びるように広がるリゾート。

宿泊棟はホテル棟とコテージ棟があり、ほぼ全てが海に面しており夕陽が見れる。朝起きて青空と水平線が見えるのは中々気持ちが良く、朝をより一層爽やかに演出してくれる。

コテージ棟はエアコンのあるコンクリート作りのコテージと木や竹を使った天然素材のエアコン無しコテージがあり、エアコン無しコテージは宿泊客が少ないのか相部屋でドライバーの宿泊施設として利用されている。ただしより高い所に建てられており風通しが良く、内装の雰囲気もこちらのほうが良いように思う。

正直、このリゾートにヘリコプターが飛来するとは思えないが一応ヘリポッドもある。ただ実際はバンカーボートの船着場として利用されている。ここから毎朝ダイバーがそれぞれのスポットにボートダイビングに出かける。

リゾート内には三つのプールがあり、どれも海に面していて見晴らしが良い。恵まれた立地を十分に活かしているのではないだろうか。プールサイドで眼前に沈む夕陽を見ながら飲むマンゴーシェイクも格別である。ちなみにSepocBeachというリゾート所有の島に白砂のビーチがあるのだが、てっきり無料で行けるのかと思ったがボート1隻1600ペソを払わないと渡れない。また、2時以降だと波が高くなると言うことで船を出してくれなくなる。


非常に僻地にあるのでリゾート内のレストランで毎食とることになる。不味かったらどうしようもないが幸いなことに味はそれなりである。ただし、値段が一品300ペソ前後と質量に比べてかなり割高である。残念なことにシニガンは生臭く自分の期待には遥かに届かないものだった。朝食も300ペソの割にはフルーツにヨーグルト、薄いトースト片数切れなので非常に割高に感じる。原価は60ペソ程度ではなかろうか。その一方でスープやピザ、Adobong Pusit、Pinakubetなどは比較的美味しかった。昼も夜も品書きは一緒なので飽きずにいられるのは2泊が限度かもしれない。ただ、そんな味の良し悪しもレストランからの素晴らしい眺望が忘れさせてくれる。

非常に立地も眺望も素晴らしいのだが、日本人の感覚でいくつか不満に感じるところがある。

  • 鏡、洗面器や床にヤモリの糞が落ちている。ヤモリが人畜無害とはいえ目に見える糞を掃除していないのは清潔とは言えない。
  • 温水の出ないシャワー。いくら熱帯とはいえ夜はそれなりに涼しくなる。冷水シャワーは少し侘しい気持ちになる。
  • エアコンが黴臭く稼動音が煩い。空気に敏感な人は多いと思う。通気性の悪い石造りのコテージである以上エアコンは必須なのだが、付けると波の音以上の稼動音とともに黴臭さが広がる。
  • 黒い「ごきげんようおひさしぶり」が出るらしい。気付かぬ所に彼奴が居るかと思うと安らぎなど途端に失われる。

景観美と珊瑚礁という恵まれた自然に胡坐を掻いて快適な寝床に対する配慮は今ひとつか。部屋の清潔感に難があったので1泊5000ペソ超は若干割高に感じてしまった。ダイビング拠点として真価を発揮するリゾートなのだろう。Anilaoの別のホテルも見てみたい。

http://www.eaglepoint.com.ph/
Bo. Bagalangit, Mabini, Batangas, Philippines
Mobile no. 0917-5182568