内装@Sonya’s Garden

今回泊まったのはFennelという二階にある部屋。風呂トイレまで含めれば百平方メートルはありそうな広大な部屋にキングサイズベッド一つ、クイーン一つ、シングル三つにデイベッドが一つある。八人は優に泊まれる計算になる。トイレとシャワーは二つあった。十分に二部屋取れる広さなのだが、これは大家族のフィリピン人を想定してのことか。




白い床にチーク材を埋め込んだ白と薄茶が基調のフィリピンテイストで統一されている。構造の輪郭を木で縁取っているのも印象的だ。

照明にはモロッコランプが多用されて、全ての照明をつけても仄暗い柔らかい光になる。ベッド元には英語の詩集や小説が置かれている。


壁には木の格子戸が嵌め込まれ、障子の代わりに薄く削られた貝がほんのりと外の光を通す。カーテンにはガーゼ生地に貝で装飾されたものが吊られている。三方が窓で囲われており、朝にはなんとも柔らかい光が射す。網戸に映った木洩れ日も爽やか。


細部に目をやると扇風機も木のカバーで覆うなどして雰囲気を壊さぬよう気が使われている。

全てSonyaさんが蒐集したものなのだろうか。一室一室、趣向を若干変えながらインテリアデザインしていくのはさぞかし楽しいだろうよ。