マンゴー初小旅行

朝になって衝動的に思い立った。父を空港に送り、そのままの足でザファームへ。今回はマンゴーを連れての初の小旅行である。2時間の車中、乗物酔いして吐いてしまわないか、座席の上に粗相をしてしまわないか心配だったが、何事もなく目的地へ着くことが出来た。

今回は一番安いSuru Terraceに泊まった。室内に持参したトイレプレートを設置し、マンゴーも室内で寝かせたのだが、きちんとプレートの上に大小便をしてくれた。これで基本的にはどこにでも小旅行に連れて行けそうである。実に安堵した。

そんなびっくりした顔しなさんな。いや、欠伸しているだけか。

ザファームは自然溢れる広大な敷地を有しており、かつペット連れ込み可なのでマンゴーにうってつけだったようだ。逃げてしまわないか若干心配だったもののリードを離してみても、周囲を走り回りはするものの呼べばすぐ来るし、絶えず視界の中に留まってくれる。思っていたよりも扱いやすい。かつて飼っていた雑種とは大違いである。なるほど、これが純血の洋犬というやつか(と、飼主は信じている)。リードに繋いで人のいるところに連れて行っても、その愛玩犬の風貌が味方してか、従業員も客も誰一人迷惑がる人はおらず、むしろマンゴーを呼んで可愛がってくれる。

芳醇な香りのする緑の中を、落ち葉を追い回し、草を齧り、孔雀に追いかけられ、蝶を追いかけ、存分に楽しんだようだ。オーナーの飼犬のミッチーとも意気投合したようである。相手はヨークシャーテリアの雌。


樹齢300年のマンゴーを前に佇む犬齢9ヶ月のマンゴーの図。