香港の伝統的なもの

中国の伝統的な風景にも触れてみたい。

主流は道教のようだが、仏様も混合して崇められているようだ。そして何故か三国時代の武将関羽が商売の神様として崇められている。どういった背景なのだろうか。日本と同じだが信憑性よりも御利益があるなら誰だろうが崇めよう縋ろうといった感じがしないでもない。

香港の寺院の中を歩くと、色彩は赤と緑。そしてどこも煙たい。煙たい元は巨大な線香。これは10日間燃え続けるのだという。日本人にとっては蚊取り線香を思わずにはおられんな。

マカオで見た道教寺院の意匠はどこかドイツやハンガリーのフォルクロアの意匠を連想させる。これはポルトガル文化の影響なのだろうか。

ただ、欧州や南米の教会の数や日本やタイの寺の数と比べると香港の寺院の規模と数は少し寂しい気がする。上海でも同様だったが歴史的建造物は少なく、猛烈な勢いで巨大な集合住宅に街が取って代わられているようだ。