The Farm at San Benitoの朝

相変わらず、ここでの朝は気持ちが良い。


もし自分が売れっ子小説家や芸術家であったならば、こんなところに引きこもって創作に勤しみたいだろうと、仮定に仮定を重ねた妄想をする。

前回と違い、1時間の間に景色が目まぐるしく変わる。雨が何度と無く振り、風が吹いた。しかしこの風がとても気持ちよい。寒すぎず暑すぎず、爽やか。


この早朝の柔らかな陽に照らされる苔というやつがなんとも好きだ。

石畳の窪んだ縁にまず苔は生えるので、石畳の模様がそのまま苔の模様になる。麻模様の石畳に苔を生やしてみたいなどと思う。