エストニア人


いつも旅から帰って撮った写真を振り返ると、ブログには基本的に載せるつもりのない身内の写真か景色の写真ばかりなので、ブログに乗せる写真は大概素っ気無いものになる。旅の楽しさはそこで接する人との出会い、人の活気。そこでなかなか抵抗があることなのだが目一杯エストニア人の写真を撮ってみることにした。

誰だ。ポーランド人以上に悲観的で愛想がなくて内向的だといったのは。無論、観光地で接した人々が全体を代表するとは言いがたい。しかし店員だけでなくタリンを観光するエストニア人もみな朗らかで笑顔さえ見せ、明るい人々との印象を受けた。

若い人に話しかける限り、皆ロシア語訛りやエストニア語訛りの感じられないイギリス英語に近い綺麗な英語を話す。

聞いたとおりのエストニア人物評ならば、カメラを向けても無視されるか笑顔すら見せてもらえないものだと思っていたのだが、皆気軽に応じてくれた。それにしてもエストニア人は美人が多い。金髪というより白髪に近い髪色。

目の覚めるような美人にはなぜか気恥ずかしくて写真を撮らせて欲しいとは言い出せないで終わった。変態かなんかと間違われそうな気がして。うむ。エロ本を買うのに躊躇う中学生みたいな心境だ。きっとやましいところがあるのだろう。

皺と年季の入った顔のご老人も撮りたかったのだが、タクシー運転手の爺様は言葉がいまいち通じなかった。
中央バスターミナルに行きたかったのだが、あえて片言のルーマニア語を発してみたら途端に通じた。謎の元共産主義国つながりか。