カフェMURNI'S WARUNG

川沿いの緑溢れる眺望を備えた美術ギャラリーのようなカフェレストラン。調度品のひとつひとつが魅力的でまるでアジアンインテリアショップのような雰囲気。質感のある巨大なガネーシャ銅像がドスンドスンと置かれており部屋全体の雰囲気を決定付けている。

ウブドゥのカフェの水準は非常に高い。憩いの場としての雰囲気を完全に備えているというか、舞台装置が大掛かりで世界に入り込めるというか。ここは入り口のある4階から川沿いに階段を降りて2階、1階へと下れるのだが、どの階にも一度はここで食事をしたい、計4階は最低来たいと思わせる魅力がある。


4階は窓も無く大きく渓流に面して開かれたテラス席。一面に鮮やかな緑が広がる。3階は広々としたカフェで大人数で食べるには適している。至るところにアラバスターの白色の石像が配置されており、スパに見られるような設えとなっている。2階は少し奥まったカフェ&バーラウンジで巨大なガネーシャ銅像に別たれるように視線の遮られた落ち着いた空間が四方に作られている。今回はここに陣取った。1階は川面に一番近い席で苔むした石垣、祭壇と川の流れを楽しむことが出来る。




どうイメージを言葉にしたらよいのか。マイナスイオン溢れるというか、静けさと潤いに包まれているというか。店に入る前に感じた照りつける日差しがここにくると凛とした涼しさに変わっている。渓流を吹き抜ける風が気持ちよい。鮮やかな緑が目に優しい。苔愛好家には溜まらないカフェであろうよ。こんな雰囲気の庭が欲しい。

そして忘れてはならないのが、ハコモノで勝負しているカフェでは決してないということ。ここのカレーは推薦に違わず最高であった。濃厚でコクがありかつサラサラとしている。日本で食べたインドネシア料理と比べ物にならない。本場で食べるインドネシア料理のほうが格段に旨い。予想を上回った。本場のほうが断トツ旨いというのはとても嬉しいことだ。


次回は是非ここのキャンドルナイトディナーに来たいものだ。ステーキとパイも美味だと聞く。同経営のムーニーズホテルもこの設えと食事が期待できるとなると非常に気になる。
MURNI'S WARUNG
http://www.murnis.com/warung/warung.htm