Falstaff

同僚を後に残して4時過ぎに早退してきた。わざわざ欧州まで来ていて、明日に出来る仕事の為におそくまで会社に残って頑張りを見せるような熱意は自分には無い。


買物と食事を誘って頂いたが丁重にお断りした。気の向くままに右往左往そぞろ歩いて、誰にも構うことなく好きなものを食べる、突如帰りたくなったら即帰る。そんな過ごし方も好きだ。

まだだれも夕食など食べに来ない時間にアールヌーボー建築が豪勢なFalstaffの雰囲気を独占してステーキとデザートを平らげた。こてこての観光名所の料理店なのだが、そんなところだから独りでも違和感が無くて思いのほか居心地は良かったりする。



本も何も持ち込まず、店内の装飾を眺めながら食べるだけでも退屈しない。

ベルギーは今が旬なのでまたバケツ一杯のムール貝のワイン蒸しに喰らい付くのも良かったのだが、なんとなくそこまでの食欲が出なかった。




鏡に屈折回帰して映っている様を撮ってみた。こんなんも面白い。